ペガム(白岩)スンデは豆腐、白菜、ニラ、玉ねぎ、豆もやしなどの材料を豚の血と混ぜて味付けし、豚の腸に詰めて蒸した料理。一般的なスンデと違って野菜をたっぷり入れ、豚モツ特有の臭みがなく、淡白な味が特徴。ペガム(白岩)スンデは現在の安城市竹山面地域で食べられていた郷土料理で、龍仁市白岩面の五日市(5日ごとに開かれる市場)で受け継がれてきたとされる。基本的な材料として豚の血とモツ、野菜、もち米、春雨などが使われるスンデは栄養面でも優れている。もっちりしたスンデを食べると、中に詰まった淡白で柔らかい野菜や春雨などが絶妙にマッチして豊かな風味が感じられる。