2025/03/21
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韓国プロ野球・KBOリーグ(一軍)各球団本拠地一覧
2025年3月22日(土)の公式戦開幕を控え企画された全2回シリーズ・韓国プロ野球コラム。
第一弾の『観戦しながらみんなで楽しもう!韓国プロ野球🥎球場応援文化あれこれ・その1:グッズ&イベント編』に続く、第二弾は野球観戦には欠かせない球場グルメと、スタジアムの外で楽しむ野球観戦スポーツバーに焦点をあてたご紹介する『観戦しながらみんなで楽しもう!韓国プロ野球🥎球場応援文化あれこれ・その2:球場グルメ&野球観戦スポーツバー編』。
今回のコラムでは球場グルメの代表選手・フライドチキン&ビール、略して『チメク』をはじめ、トッポッキからサムギョプサルまで様々な球場グルメをご紹介します。
またスタジアムに足を運ばなくても同じチームのファン同士こころ一つになってみんなでワイワイガヤガヤ応援できる野球観戦スポーツバーやビアホール・屋台も合わせてご紹介したいと思います。
お気に入り球団のホームスタジアムに行って美味しいグルメに舌鼓を打ちながらスタンドで野球観戦、そしてスポーツバーでも楽しく韓国プロ野球を楽しむ、そんな方法を今回は詳しくご紹介します。
それでは韓国プロ野球特集2回連続シリーズ『韓国プロ野球🥎球場応援文化あれこれ』、終盤戦ラッキーセブンの開始です!
第1弾:『観戦しながらみんなで楽しもう!韓国プロ野球🥎球場応援文化あれこれ・その1:グッズ&イベント編』
🏟球場別おすすめグルメ
ソウル総合運動場野球場の名物・ワンショットチキン(提供:NAVERブログ・サゴンアイ氏(from4022))
仁川・SSGランダースフィールドのクリームシュリンプ(提供:NAVERブログ・チュインジャン氏(dothenrt))
韓国の野球場はちょっとした美味しいグルメの宝庫でもあります。球場ごとに特色あるイチオシメニューがあり、スタジアムによく訪れるファンの間では『ローカルマッチプ』、地元の美味しいお店、と呼んでいるとか。
ビジターで対戦相手の球場へ応援に行くときは、いつもの球場とは違うその球場おすすめのグルメを食べ歩きして楽しむ人も多いそうです。
ソウル江南エリアにあるソウル総合運動場野球場、別名・蚕室(チャムシル)野球場ではビールの上にひと口サイズのフライドチキンがのっかった『ワンショットチキン』が、仁川のSSGランダースフィールドにはサクサクの衣にクリームソースを絡めたクリームシュリンプ、京畿道(キョンギド)水原のKTウィズパークでは地元水原の名物・トンタクの名店『チンミトンタク』が有名です。
大田・ハンファ生命ボールパークのノンシムカラクトッポッキ(提供:NAVER・eat-and-play氏)
大田・ハンファ生命ボールパークのノンシムカラクトッポッキ(提供:NAVER・eat-and-play氏)
慶尚南道昌原・昌原NCパークのビアバット(提供:NAVERブログ・LIKEY氏(quddkfl281))
大田(テジョン)広域市を本拠地とするハンファイーグルスのホームグラウンド・大田ハンファ生命ボールパークは2025年今シーズンのオープン戦から新たに使われることになったいま韓国で一番新しい球場。1964年にできたすぐ真横の旧球場は新球場オープンまでの長い間、大田を代表する野球場として人々に親しまれ、球場グルメも古くからファンに愛されているものばかり。中でも大きな長い餅・カレトクが丸ごと入った『ノンシムカラクトッポッキ』が有名で、新球場に移っても引き続きスタンドで味わうことができます。
韓国南部の慶尚南道(キョンサンナムド)昌原を本拠地とするNCダイノスのホームグラウンド・昌原NCパークにはグリップのところも忠実に再現したバット型の細長いジョッキになみなみと生ビールを入れた『ビアバット』が特に人気です。元々、飲食物などの容器が使い捨てで大量のゴミが発生することから考えられたアイデアですが、今ではNCダイノスのロゴも入っているので球場訪問の記念にもなり、持ち帰って自宅で野球観戦しながらもう一杯、という方もいるそうで人気を博しています。
このように球場ごとに個性あふれるグルメは『野球場マッチプリスト』としてSNS上で頻繁に情報交換され、これも一つの野球観戦文化として韓国に根付いています。
🍖F&B特化座席~バーベキューゾーン&ピクニックゾーン
一部野球場には本格的なグルメを楽しむことができる特別席があるところもあります。この特別席も一般席同様、チケット前売り時に希望する位置を選んで購入することができますが、球場によってはすぐに売り切れとなってしまうほど人気があります。
ホットプレートで焼いて楽しめるemartバーベキューゾーン(提供:NAVER・ユジン氏(y_u_j_i_n))
締めはキムチポックンパプで(提供:NAVER・ユジン氏(y_u_j_i_n))
🚢仁川・SSGランダースフィールド emartバーベキューゾーン
SSGランダースの本拠地・仁川SSGランダースフィールドで大人気の特別席といえばここ、バーベキューゾーン。
あまりの人気に前売り時には争奪戦になるほどです。スタンドで試合を楽しみながらバーベキューが楽しむことができることから、今までのスタンドでの野球観戦とは違った雰囲気の中で観戦したいファンの間で人気を博しています。バーベキューに必要なホットプレートや調理用はさみ、トングなどは有料でレンタル可能で、お肉や肉を包んで食べる野菜などの食材も球場内のお店で販売していますので、座席さえ予約できれば手ぶらで球場にやってきて楽しむことができます。
レジャーシートを広げゆったりと野球観戦できる芝生席(提供:NAVERブログ・ロモロ氏(lda0920))
芝生席に座って味わうビールはこれまた格別!(提供:NAVERブログ・ロモロ氏(lda0920))
●水原・KTウィズ 外野芝生席
野球も観戦し同時にピクニックも楽しめる、そんな球場もあります。ソウル郊外・京畿道水原(スウォン)にあるKTウィズパークは外野スタンドの一部が芝生席になっており、レジャーシートを広げてゆったりとピクニック気分で試合観戦できます。芝生の上なのでちょっと横にゴロンとなったり、仲間同士でワイワイ球場グルメを味わうのにも最適です。外野スタンドにあるので、試合中の応援の熱気も伝わってきて一般席よりも自由にゆったりと野球観戦できるのが芝生席ならではの魅力です。
釜山ロッテジャイアンツファンが集うソウルの野球コンセプトバー『ソウルカルメギ』(提供:NAVERブログ・アンズ氏(eatjian))
野球観戦スポーツバーは熱狂的な野球ファンが集うところ。球場に行かなくても店内の大型スクリーンで野球中継を観戦しながらチメク(フライドチキン&ビール)を味わい、ファン同士で応援歌を高らかに歌い、選手がファインプレーをしたり勝利した時にはジョッキで乾杯したりと、野球好きにはたまらない楽しいひと時を満喫できます。
特に首都ソウルには韓国プロ野球10球団ごとにそれぞれのチームを応援する野球観戦スポーツバーや韓国風屋台・ビアホールが数多くあり、お店に行けば同じチームを応援する同士、知らず知らずのうちに打ち解けて仲良くなるのもいいところです。
■ 韓国全国にある様々な野球観戦スポーツバー・ビアホール・屋台
3月に入り日本では、18・19日の二日間、ロサンゼルス・ドジャース×シカゴ・カブスのMLB東京シリーズ開幕二連戦が行われ、山本由伸投手の好投、大谷翔平選手をはじめWBC韓国代表として活躍したエドマン選手、K・ヘルナンデス選手のホームラン、佐々木朗希投手の初登板・快速球などによりLAドジャースが二連勝と盛り上がりましたが、こちら韓国のプロ野球の熱気は負けていません。
今年は大田・ハンファ生命ボールパークが新球場に移転し初めての公式戦が行われ、ライト側のフェンスには高さ9mのモンスターウォールの新設、スタンドには試合を見ながらプールに入れるインフィニティプールもできるなど既に話題となっており、プレーする選手も、見ている観客も、エキサイティングな野球を楽しめる年になりそうです。
ようやく韓国もサンシュユ(山茱萸)の黄色い花が咲きはじめ、春が近づいてきたことを感じさせる今日この頃。
これから暖かくなる韓国の観光シーズン、今年は是非、韓国の野球場でプロ野球観戦はいかがでしょうか。
🥎More Info🥎
2025KBO韓国プロ野球公式戦概要
※上記の内容は2025年3月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。