2025/04/14
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韓国観光
プサン
海
ヘウンデ
ドローンショー
広安里(クァンアンリ)と海雲台(ヘウンデ)は、釜山という枠を越え、全国区の名所として知られる砂浜。1年365日、特に夏になると、多くの若い人々がここに集まってきます。
夜と海、こんなロマンチックな組み合わせはあるでしょうか!おまけに華麗なライトアップで輝く海の夜景まで、どんなホットプレイスにも引けを取らないスポットばかりです。
2018年冬、江原(カンウォン)特別自治道平昌(ピョンチャン)で行われたあの開会式のセレモニー。ドローンで巨大な五輪マークを描いたのを見て、とてもびっくりしたのは記憶に新しいものがあります。ITテクノロジーがいかに発展したのかを実感した瞬間でもありました。
そんな平昌で観たドローンショーを、いまでは釜山の広安里の砂浜で、直に観ることができるようになりました。

ドローンショーを見に砂浜にやって来た観光客

離陸前スタンバイする数多くのドローン機
毎週土曜日の夜になると、広安里の海辺では広安里Mドローンライトショーが繰り広げられます。
広安里Mドローンライトショーは韓国で初めての常設ドローンショーで、飛行するドローンの数は少なくとも数百機、多い時には1500機にも達します。毎週土曜日に2回、10分ずつの公演を見に詰めかける人々で砂浜は週末になると足の踏み場もないほどの賑わいとなります。絶好の観覧スポットを確保しようとする人々も多く、思った以上に場所取りの競争も熾烈です。
0と1の数字が並ぶデジタルな世界
半導体チップと回路
スマートフォンとアプリ
砂浜を離陸したドローンが音楽に合わせて一糸乱れず飛行すると、見ている人々からは驚きの声や歓声があちらこちらから上がります。広安里Mドローンライトショーはその時々の話題に合わせて毎回新たなテーマで様々なプログラムを披露します。
この日のテーマは『限りない動き、スマート都市』。ドローンの素晴らしい編隊飛行に見惚(みと)れていると、正味10分という時間もすぐに終わってしまいます。
スマートな生活をするための「タッチ」
未来の暮らしの必需品・VR
広安大橋をバックに繰り広げられる華麗なドローンショー
広安里M ドローンライトショーは毎年年末まで毎週土曜日、公演が行われます。釜山の花火大会(釜山花火祭り)は1年に1日だけしか行われませんが、このドローンショーは毎週いつも観覧できるのでうれしい限りです。また花火大会に比べ、大気汚染や騒音、火災などの心配もなく、その代案としての新たなコンテンツとしても注目を集めています。これからもドローンショーを観ることができる機会がどんどん多くなればいいですね。

The bay 101の船着場から出航準備中のパブリックヨット

出航すると右手にはマリンシティの夜景が間近に見られます
海雲台冬柏島やすぐ西にあるマリンシティ界隈を歩いていると、海の上にヨットが浮かんでいるのをよく見かけますが、その大部分は観光客向けのツアーヨット。ヨットツアーといえば何か高いのではと思ってしまいがちですが、最大20人まで乗船できるパブリックツアーは料金もお手ごろでおすすめ。1時間のコースを楽しんでも20,000ウォンから40,000ウォン程度です。

ヨット船上から見る釜山の夜景

ヨット船内には毛布やちょっとした茶菓子があります
海雲台界隈のヨットツアー会社はいくつかあり、中でもThe bay 101の近くから出航する『ヨットタルレ』(YACHT TALE)は広安里Mドローンライトショーを主管する会社が運営しており、韓国観光公社が選定した観光認証ベンチャー企業でもあります。さまざまな評価を通じてヨット業界初の認証マークを獲得しただけあって、より安全に海の上の旅をお楽しみいただけます。
海の上から眺める広安大橋
広安大橋の下を通過するヨット
船上花火
陸続きになっている冬柏島の北端・The bay 101を出航したヨットは広安里海水浴場を一路目指し、再びマリンシティ方面へ戻ってくる航路で運航します。夜に出航するヨットに乗れば、海の上から海雲台ならではの素晴らしい夜景もお楽しみいただけます。
また、昼間のツアーでは船釣り、夜のツアーでは船上花火をはじめ、インスタントカメラによる写真撮影などさまざまなイベントも船上で行われ、楽しさいっぱいで時間が過ぎるのも忘れてしまうほどです。
ヨットタルレ(요트탈래=YACHT TALE)
冬柏島から眺めるマリンシティの夜景
マリンシティ海岸散策路
陸続きになっている冬柏島の北端にあるThe bay 101は釜山有数の夜景スポット。海に突き出すような地形で三方を海に囲まれているマリンシティの巨大なビル群の夜景は香港に負けずと劣らない、思わずうっとりとしてしまうほどの美しさです。 釜山の夜を楽しむにはいろいろな方法がありますが、そのひとつが超高層ビルが林立するマリンシティの街を散策すること。
映画セットを再現した海雲台・映画の通り
人気キャラクターのオブジェもある海雲台・映画の通り
マリンシティの海側・防波堤沿いには海岸散策路がずっと向こうまで続いています。散策路を境に一方は釜山の海が、もう一方には摩天楼が広がっています。
映画の街・釜山だけあって、海雲台には釜山映画の通りもあります。映画にまつわるさまざまなオブジェ、ここ釜山でロケが行われた映画のポスター、有名な映画俳優のハンドプリンティングなど楽しい見どころがいっぱいあります。

マリンシティの夜景を楽しめるテラスカフェ・OLIVIA

憩いのひと時・ティータイム
マリンシティというと高級マンションがあるビルだらけといったイメージがありますが、ちょっとした個性あふれるカフェも数多くあります。多くのお店ではテラス席があり、散策の合間に気に入ったカフェに入って憩いのひと時を過ごすのもおすすめです。
海雲台LCTの超高層ビル群
次は釜山の夜景を眺めに一番高いところに行ってみましょう。おすすめは海雲台(ヘウンデ)LCTランドマークタワーにあるBUSAN X the SKY。
ロッテワールドタワーソウルスカイに次いで韓国で二番目に高い超高層ビルにある展望台で、海抜400mというスリル満点の高さを誇ります。100階の展望台から眺める海雲台の風景はミニチュアブロックのように小さく見えますが、この世のものとは思えないような美しさがあります。

BUSAN X the SKYから眺める海雲台の夜景

100階の展望台にある総ガラス張りの床の通路・ショッキングブリッジ
最上階100階の展望台にはショッキングブリッジと呼ばれる通路があります。強化ガラスで安全とは聞いているものの、相当な覚悟がないと一歩が踏み出せません。また一つ下りた99階には世界で一番高いところにある、韓国で「ビョルタバン(星茶房)」の愛称で親しまれるスターバックスコーヒーのお店もあります。コーヒーの味わいも素晴らしいですが、夜景もまた格別です。
* 上記の内容は2025年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。