2025/08/20
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オリンピック公園に咲き乱れるフウチョウソウ(撮影: 韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」2期ペク・チョンソン氏)
まだ残暑厳しい日々が続きますが、暦はそろそろ9月。過ごしやすい秋の観光シーズンに向けて韓国の旅をお考えの方も多いことかと思います。
韓国の秋は日本より一足先にやってきて、北から徐々に木々が色付きはじめ、美しい紅葉の時期を迎えます。
中でも首都ソウルは周囲を山々に囲まれ森も多く、少し足を延ばせば美しい秋の風景を楽しむことができます。ふと思いついたら電車やバスに乗って小一時間、紅葉で美しい森を散策したり、ススキや秋の花々をバックに記念の一枚をファインダーに収める、気軽に韓国の秋を楽しめるのも、ソウルならではです。
今回は、この秋、韓国旅行をご計画の方におすすめの、思い立ったらすぐに行けるソウル市内にある、秋の景色が美しいおすすめの森、5か所をご紹介します。

メタセコイアの並木道(写真提供:ⓒNAVERブログ/パランチャンゴ(gomgomme))

鷹峰山から眺めるソウルの森の風景

黄色く色づく木々
ソウルの森は、いまやソウルのホットプレイスとして注目を集めているソウル特別市城東区(ソンドング)聖水洞(ソンスドン)にある都会の中の公園。
ソウルの森があるところは一昔前まで競馬場やゴルフ場・浄水場などがあったことから、群れをなす馬の銅像・群馬像や浄水場跡なども園内にあります。
秋になるとソウルの森はいつも以上に美しい森に変身します。黄色い衣を纏ったかのように黄色く色づくメタセコイアやイチョウの並木は訪れる人に憩いのひとときをもたらします。森の中を歩いていると森の道ならではのふわっとした柔らかい触感が足に伝わり、歩いていても疲れを忘れてしまうほど。
しばしソウルの森を散策し癒しのひと時を過ごしたら、カフェやレストランなどさまざまなお店が軒を連ねる今話題のソウルの人気エリア・聖水洞カフェ通りを巡ってみてはいかがでしょうか。

夢村湖水辺舞台

オリンピック公園野花広場(撮影: 韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」2期ペク・チョンソン氏)

オリンピック公園ひとりぼっちの木(撮影:韓国観光公社PHOTO KOREAパク・ギョンシク氏)
オリンピック公園は1986年開催のソウルアジア大会やその2年後の1988年に開催されたソウルオリンピックに合わせて水泳、体操・フェンシングなどの三つの体育館、テニス、サイクル競技の六つの競技場とともに造られたソウル随一の緑地スペースです。
園内を一周するだけでも歩いて3時間を要するというほど敷地は広大で、オリンピック公園ならではの人気スポットがあちらこちらにあります。
果てしなく続く芝生の地にぽつんと一本大きな樹木がが立つ「ひとりぼっちの木」、秋になるとキバナコスモスが黄色い花を咲かせ絶景を織りなす「野花庭園(들꽃마루)」は、「オリンピック公園九景」のひとつに数えられています。
また、公園の一角には韓国の古代国家・百済(ペクチェ)のものと見られる遺跡で百済の都・慰礼城(ウィレソン)にあった土城・夢村土城(モンチョントソン)も残っています。国の史跡に指定されている夢村土城のそばには園内にある夢村湖から漢江へと注ぐ城内川(ソンネチョン)があり、川縁の歩道は訪れる人々から「秋の紅葉の道」と呼ばれ紅葉の時期になると美しい風景となります。

ハヌル公園のススキ畑

ハヌル公園展望台

ソウルススキ祭り(出典:韓国観光公社韓国語ホームページ)
ハヌル公園は漢江下流の右岸・ソウル特別市麻浦区(マポグ)上岩洞(サンアムドン)の蘭芝島(ナンジド)にあったゴミ埋立場を自然ゆたかな公園に再生し造られたワールドカップ公園内にある五つの公園(ハヌル公園・ノウル公園・平和公園・蘭芝川公園・蘭芝漢江公園)のひとつです。
ハヌル公園は漢江縁の標高98mの高台の上にあり、眺めも最高。園内のあちらこちらに設けられた展望台からは眼下に広がる公園やソウルの市街地、そして漢江の美しい流れを一望できます。
また園内には広大なススキの群落地があり、陽の光に照らされて銀色に輝く光景は圧巻です。また陽が沈む頃になると夕陽が差し込み、風に吹かれ金色にたなびくススキの姿は得も言われぬ光景となります。
毎年秋・10月になると、ここハヌル公園ではソウルススキ祭り※(2025年は10月18日(土)~24日(金))が開催され、様々な行事が行われますので、是非ハヌル公園まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

紅葉で染まる七瀑池(チルポクチ)

国家登録文化遺産となっているソウル昌寧尉宮斎舎(写真提供:ⓒNAVERブログ/スマイル キム・サンホ氏(sangho443))

夢の森展望台(撮影:韓国観光公社PHOTO KOREA パク・ソングン氏)
北ソウル夢の森はソウル北部・江北区(カンブクク)にある公園で、ワールドカップ公園、オリンピック公園に次ぎソウル市内で三番目の規模を誇る公園です。
園内には、大きな池や滝がある七瀑池(チルポクチ)や竹林がある韓屋で国家登録文化遺産に指定されているソウル昌寧(チャンニョン)慰宮斎舎(ウィグンジェサ)があり韓国の伝統美を感じられる「物語庭園」、公演場・子ども向けの美術館『サンサントクトク美術館』・ギャラリー・レストラン・カフェなど各種施設がある「夢の森アートセンター」などテーマ別にさまざまな庭園・施設があります。
地上高49.7mを誇る「夢の森展望台」からは北漢山(プカンサン)、道峰山(トボンサン)、水落山(スラクサン)などソウル首都圏の名山を一望できます。
また、北ソウル夢の森の北側にある別名・碧梧山(ピョゴサン)とも呼ばれる梧牌山(オペサン)と続く森のトレッキングコースもおすすめです。コースはなだらかで、ナラやモミジの木が生い茂り、紅葉の美しいこの時期、ソウルの秋の趣を満喫できます。

石村湖とロッテワールドタワー

石村湖トゥルレキルから眺めるロッテワールド

上空から眺める石村湖トゥルレキル
「石村湖」(ソクチョンホ)という名称で人々に親しまれている松坡(ソンパ)ナル公園。
園内の中心にある石村湖は漢江の整備事業で支流が埋め立てられ三日月湖のように残った池で、池の畔は春になると桜が満開に咲き誇り、秋になると紅葉で真っ赤に染まり大変美しい風景となります。
「2025-2026韓国観光100選」にも選ばれた石村湖は松坡大路(ソンパデロ)を挟んで西湖(ソホ)・東湖(トンホ)に分かれ、西湖の中央にはロッテワールドの野外施設・マジックアイランドがあり、石村湖ならではの雰囲気の素晴らしい一枚が撮れる場所として有名です。周囲およそ2.5kmの池の畔の散策路・トゥルレキルは紅葉の今の季節、散策におすすめの場所です。
石村湖のすぐそばには、韓国初の屋内遊園地を擁するロッテワールドをはじめ、地上555m・123階建ての韓国で最も高い超高層ビル・ロッテワールドタワーやロッテワールドモール、飲食店街などさまざまな施設があり、一日中楽しめるエリアとなっています。
* 上記の内容は2025年8月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。