
フェチョジャンジプとは、市場内で買った刺身を持ち込み、膳立て費(飲食店におかずと食器を提供してもらう費用)だけ支払って食べられる飲食店のこと。飲食店のほうでお皿や酢コチュジャン、カンジャン、包み野菜、にんにく・唐辛子などの付け合わせを提供する。市場の刺身屋でもらったアラ(魚の頭や骨など)を使って魚の辛味スープを作ってもらうこともできる。これは長年にわたって受け継がれてきた伝統魚市場ならではの文化で、最近では膳立て専門店が魚市場の一部スペースを借りて営業されるようになり、刺身を買うと隣のお店ですぐ食べられるシステムが定着している。