2025/09/30
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水原華城の秋(写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-オ・ドヨン氏)
ユネスコ世界遺産に登録されている水原華城。この古の城郭があるソウル近郊・京畿道(キョンギド)水原(スウォン)は、韓国のMZ世代の若者たちにいま人気の観光スポットとして注目を集めています。
伝統と今が共存する風景、地元ならではのグルメ、五感を満足させてくれる文化イベントなど、水原はいま流行りのHIPな魅力がいっぱいの街です。
今回は、ソウル駅から在来線特急ITX-セマウル号や急行・無窮花(ムグンファ)号でおよそ35分、近郊電車でもおよそ1時間でソウルから行ける水原の街を、様々な方法で楽しむコツを、昼夜を問わず楽しめるお祭りや観光スポットの情報を交えてご紹介したいと思います。
深まりゆく秋、韓国の今と昔に出会える水原で忘れえぬひと時を体験する旅に、さあ出発です。
水原華城御車/水原市内を走る華城御車
水原には水原華城など様々な名所がありますが、その各所を巡るのに便利なのが、列車のように客車をつなぎ公道上を走る観光車両・華城御車(ファソンオチャ)。
華城御車は朝鮮時代、国王が乗る駕籠(かご)や大韓帝国(1897~1910年)最後の皇帝・純宗(1874~1926年)が乗った自動車をモチーフに作られたものです。錬武台から発車し、およそ20分間、華虹門、長安門、華西門を経由して、水原華城周辺の各観光地を巡ります。秋風を頬に感じながら車窓越しに広がる素晴らしい城郭や美しい自然の風景を眺め、古の時代の国王のような気分で水原の街並みを満喫してみましょう。

華城城郭キル/華城城郭キルの夜景(写真2枚:水原市庁観光課)
さまざまな観光スポットを歩いて巡るのがお好きな方には、水原華城の城郭沿いの散策路で水原市内の八つの散策路・八色(パルセク)キルのひとつ、華城城郭キルがおすすめ。
華城城郭キルは長安門、訪花随柳亭など水原華城の伝統建築物をはじめ、MZ世代のホットプレイスとして有名な行理団(ヘンニダン)キルや美味しい地元グルメいっぱいの伝統市場を通るルートです。水原の秋の風景を眺めながら歩く昼間もおすすめですが、ライトアップされた水原華城の夜景を満喫できる夜もまた格別です。
華城城郭キル(総延長5.1km・所要時間2~3時間)
TIP. 華城城郭キルスタンプツアー


BANDICLE自転車貸出所/BANDICLEの自転車(写真2枚:水原市庁観光課)
水原の街をスイスイといろんなところに行ってみたい方におすすめなのが、これ。水原市の公共自転車・BANDICLE。
水原市は華城行宮や光教山周辺を中心に公共自転車サービス・BANDICLE(バンディクル)を展開しています。このBANDICLEのいいところは何といっても利用料金の安さ。1000ウォンで週末は4時間、平日はなんと時間制限なしで一日中利用できます。なお、ご利用の際には可愛いカエルがデザインされたヘルメット着用が義務付けられていますのでお忘れなく!
BANDICLE(반디클)
フライング水原(撮影:韓国観光公社韓国語ホームページ大学生記者団トラベルリーダー15期ソン・ヒョンソ氏)
水原華城とフライング水原の夜景
水原で今までにない経験をしたい、ロマンチックな観光スポットに行ってみたい方に是非おすすめしたいのがこれ、フライング水原。
フライング水原はヘリウムガスを充填した係留気球で、その大きさは高さ32メートル・直径22メートルと巨大で、地上高70メートルから最大150メートルまで上昇します。空に向かって上がっていくときにはドキドキしますが、最高点まで昇り上空から下界に広がる水原華城や八達山、水原川などの風景を眺めるとその素晴らしさにうっとり。昼夜を問わず素晴らしい景色を眺められますが、特に空を赤く染める夕暮れや水原の街に明かりが灯りはじめる頃に乗ると、普段とは違った水原の絶景を眺めることができ、おすすめです。

正祖大王陵行次共同再現行列/水原ファンタジー『夜操』の公演(写真2枚:水原市庁観光課)
水原華城文化祭りは60年以上続く地元・水原が誇る文化祭りで、朝鮮王朝第22代国王・正祖(チョンジョ)が8日間に渡り行幸したという逸話を今の世に再現、正祖にまつわる様々な公演や体験プログラムなども行われます。
韓国最大規模の皇室パレード『正祖大王陵行次共同再現』を皮切りに、夜間軍事訓練パフォーマンス『夜操』(ヤジョ)、訪花随柳亭水上パフォーマンスなど、水原華城を舞台に舞踊や歌、メディアートに至るまで素晴らしい公演やパフォーマンスで目白押しです。
また、観光で水原を訪れた方々も参加できる楽しいプログラムも多数行われる予定です。古の王が乗った駕籠(かま)を担いで疾走する「水原駕籠レース」、背丈をはるかに超える巨大なキャンバスに、正祖の行幸の様子が描かれた屏風絵『華城陵幸図屏』の下絵に訪れた人々が色を塗って完成させる『市民図画署』など一緒に参加して楽しめる行事も盛りだくさんです。
第62回水原華城文化祭り


水原華城メディアアート/水原華城メディアファサード(写真2枚:水原市庁観光課)
水原華城文化祭りとともに、水原華城をキャンバスに、華麗な光のアートを繰り広げる、水原華城メディアアート。5回目を迎える今年は正祖の業績や思想、そして夢をメディアアートで表現した様々なアート作品がお目見えします。水原華城のそばにある樹木や散策路を生かして行われるライティングアート、メディア実感体験ゾーンなど多彩かつ楽しいプログラムはもちろんのこと、世界中で人気のアメリカの漫画でスヌーピーやチャーリー・ブラウンでおなじみの『ピーナッツ』のメディアファサードが行われるほか、ポップアップストア、フォトゾーンも設けられますので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
2025水原メディアアート『萬川明月:正祖の夢、光になる』シーズン5 新たな光の饗宴
華城行宮(写真:韓国観光公社韓国語ホームページ大学生記者団トラベルリーダー15期ソン・ヒョンソ氏)
華城行宮夜間開場(写真:水原市庁観光課)
古の時代、韓国の国王が行幸などの時、一時的に利用した離宮・行宮(ヘングン)。その行宮を夜の帳が下りた夜に観覧できるのが、華城行宮夜間開場です。華城行宮では2025年5月3日(土)から11月2日(日)までの期間の毎週金曜日から日曜日、『タルピッファダン、花談』と題して午後6時から9時半まで(入場は午後9時まで)華城行宮夜間開場を実施しています。花をモチーフに夜の華城行宮を彩るさまざまなオブジェ、灯りと音楽が織りなすメディアアート、韓国の伝統遊びを体験できる体験ゾーンなど六つのテーマの楽しい催し物があり、夜の水原を満喫できます。韓服を着てご来場の方は無料でご入場いただけますので、韓国の伝統衣装をレンタルして古の王宮を訪ねてみてはいかがでしょうか。


行理団キルの街並み/行理団キルにある人気店・カフェMong Ted
水原華城や華城行宮など古の時代の史跡が数多く残る行宮洞(ヘングドン)には若いMZ世代に人気のホットプレイス・行理団(ヘンニダン)キルもあります。
行理団キルと言われる通りは華西公園から華虹門へと伸びる通りで、通り沿いには個性あふれるカフェやレストラン、工房、セレクトショップなどが軒を連ね、カップルや友だちとともにショッピングをしたり、食事をした後にカフェでデザートを食べながらゆっくりと過ごしたりするのに最適なところです。
また、行理団キルは韓流ドラマでも度々登場する場所としても知られ、『その年、私たちは』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『ソンジェ背負って走れ』など数多くのドラマのロケが行われました。
水原トンタク通り(写真:韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」7期チャン・ハナ氏)
大釜で揚げたイェンナルトンタク(写真:韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」1期チョ・スホン氏)
水原中心部を流れる水原川。その川沿いの通りには韓国の人ならだれでも知っているこの通りがあります。それは、鶏をまるごと揚げた美味しいトンタクが食べられる水原トンタク通り。
その始まりは1970年代に遡り、この通りの露天で生きたニワトリを捌き一羽まるごと油で揚げたトンタクを売る店が次々とでき、いまではトンタクのお店が軒を連ねる通りになりました。この通りのトンタクは、大釜になみなみと油を入れ揚げるのが流儀で、昔ながらのトンタクを食べてみたい方は、衣はサクッと、鶏肉はジューシーな昔ながらのイェンナルトンタクがおすすめ。
このほかにも甘辛な味付けが絶品のヤンニョムトンタクや、カルビのたれを使い一躍人気となった水原ワンカルビトンタクなど、いまではそのバリエーションも多彩で、お手ごろな価格で美味しいトンタクが味わえるのがここ、水原トンタク通りです。


水原南門市場/水原南部市場の店舗(写真2枚:韓国観光公社PHOTO KOREA-Neoteny Studio)
水原南部市場(ナンブシジャン)は、モッコル市場、ミナリグァン市場、水原栄洞市場など水原市内の九つの市場をまとめて総称した市場のことで、京畿道最大の規模を誇ります。値段も手ごろで美味しいグルメが味わえることで有名で、ドーナッツやホットクなどのおやつ系グルメから、スンデやホルモンを炒めたコプチャンスンデポックム、カルグクルなど韓国の人々に人気のグルメまで、さまざまな市場グルメが味わえます。
長年に渡り地元・水原の人々の生活を支えてきた市場だけあって、日用品やファッション、さまざまな食材などありとあらゆるものが手に入れられる市場で、歩いているだけでも楽しい市場です。
水原南門市場
※上記の内容は2025年9月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。