済州島の独特な伝統飲料。白米ご飯、麦飯または傷みかけたご飯に麹を入れ、発酵させて作る。シンダリは、済州島の人々の倹約生活の知恵から生まれた産物と言える。冷蔵庫がなかった昔は、夏に冷や飯が残ると傷みやすかったので、ご飯が無駄にならないように麹粉を入れて飲み物を作った。3日以上経つと発酵が進んでアルコール度数が高くなるので、3日経つ前に開封しなければならない。アルコール分が少ないので夏の清涼飲料水として扱われ、老若男女を問わず誰でも飲める。味は甘酸っぱくて「タンスル(甘酒)」とも呼ばれ、主に夏に作って飲まれる。