2024/08/13
2K
1
1
ソウル観光
ソウル
美味しいお店
チメク
地域の名店
K-POPに韓国ドラマ、韓国コスメにグルメ。2000年代前半から本格的に始まった韓流ブームに後押しされ、韓国は女性の方々を中心に海外渡航先として人気があります。韓国観光公社が運営する韓国観光データサイト・韓国観光データラボ(https://datalab.visitkorea.or.kr・韓国語)にある統計(同サイト「国家別分析>訪韓旅行現況>国家別訪韓旅行」『日本』・2024年7月現在)でも、実に訪韓日本人の68.1%が女性であることからもそれが裏付けられています。韓国のガイドブックや記事を見ても、女性に人気の観光スポットを紹介する内容が多く、ちょっと二の足を踏んでしまう男性の方もいらっしゃるかと思いますが、実は男性の方にもお楽しみいただける、様々な観光スポットがここ韓国にはたくさんあります。
青空の下で楽しむスポーツ観戦から、さまざまなスポーツアクティビティ、韓半島分断の現実と歴史を辿る旅、韓国ならではの体験、ますます便利になる韓国の鉄道、古着・メガネ・ガジェットなどのショッピング、そして市場で味わう韓国グルメまで、今回は男性の方も楽しめるおすすめの韓国の旅をご紹介したいと思います。
韓国でスポーツ観戦といえば、プロ野球!
1982年に発足した韓国プロ野球・KBOリーグは現在、ソウル・仁川・水原(京畿道)・大田・光州・大邱・昌原(慶尚北道)・釜山を拠点とする1リーグ制10球団が所属するリーグに発展、地域に根付いたホームタウン制となっていることから、地域色豊かなチアリーダ―やファンらによる応援があり、海外からの観光客の方も応援団と一緒に楽しみながら試合観戦できます。
2015年10月には今年2024年のメジャーリーグ開幕戦も開催された韓国唯一のドーム球場・高尺(コチョク)スカイドームがオープンしたのをはじめ、近年では大邱サムスンライオンズパークやロッテジャイアンツの本拠地・社稷(サジク)野球場(釜山)など既存の球場をボールパーク化する球場が増え、これまでスタジアムに足を運ばなかった人も訪れるなどホットスポットとしても注目されています。
今期2024年は四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの白川恵翔投手が門倉健投手(中日など)以来13年ぶりとなる外国人枠の日本人選手としてSSGランダースに6週間の期限付き移籍を果たし、5試合で2勝2敗の成績を上げ、現在ではその実績を買われ日本のロッテ・読売・オリックスで活躍したイ・スンヨプ(李承燁)監督率いる斗山(トゥサン)ベアーズで活躍しています。この夏ソウルを訪れる機会があれば、是非白川投手の活躍ぶりをホーム球場・ソウル蚕室野球場のスタンドで観戦してみるのはいかがでしょうか。
More info
☞韓国プロ野球関連リンク:
競馬といえば日本では大人気ですが、こちら韓国も1922年朝鮮競馬倶楽部発足以来、100年以上の歴史を誇ります。現在ではKRA韓国馬事会が京畿道果川・釜山広域市・済州特別自治道の3か所に本馬場を中心として作られた総合競馬パーク・レッツランパーク(レッツランパークソウル・レッツランパーク釜山慶南・レッツランパーク済州)を運営、競馬観戦以外にも乗馬体験などさまざまな楽しい体験プログラム・施設があり、競馬開催日以外にも訪れる人が絶えません。
いつもの韓旅とは違った体験をしてみたい方におすすめなのが、ソウルの中央を東西に流れる大河・漢江(ハンガン)を爽快に走るサイクリング。
ソウルはソウル特別市が運営する公共自転車『タルンイ』などをはじめ、いたるところで自転車をレンタルできますが、特に川面から吹き寄せる涼しげな風を頬に感じながら、漢江縁のサイクリングロードを快走すれば気分も最高!漢江縁の自転車レンタルは蚕院漢江公園のある河川敷をはじめいたるところにあるので、検索ページ(下記More info参照)でチェック!
More info
自転車貸与店(蚕院)(자전거대여점(잠원) )
ソウル首都圏でサーフィン?とお思いの方も多いかと思いますが、近年ソウル近郊でサーフィンができる施設が続々と誕生、海外からの観光客の方々にも人気を博しています。仁川・金浦国際空港から直行する海外からのサーファーの方もいるほど。今注目のアクティビティ、貴方もチャレンジしてみませんか?
🌊ソウル首都圏おすすめウェーブプール
☞WAVESURF(웨이브서프)
☞始興ウェイブパーク(시흥웨이브파크)
1950年6月25日に勃発した韓国戦争。休戦までのおよそ3年間で韓半島は焦土と化し、南北分断の悲劇が生まれました。今もなお休戦状態の韓国には韓国戦争にまつわる博物館や展示施設、南北分断を間近に感じることができる様々な観光スポットがあります。
ソウル龍山(ヨンサン)には韓国戦争関連展示をはじめ戦闘機や戦車などの野外展示もある戦争記念館、人気観光スポット・望遠市場にほど近いソウル漢江縁には退役護衛艦・高速艇・潜水艦などを展示したソウル艦公園、そして南北を隔てるDMZ・非武装地帯の近くには北韓の地が間近に望める烏頭山統一展望台をはじめ、坡州臨津閣・平和ヌリ公園・都羅展望台・第2地下トンネル・第3地下トンネルなどがあります。また、板門店ツアーなどDMZツアーも数多くありますので、申し込んで参加してみてはいかがでしょうか。
More info
韓半島分断の現実と歴史を辿る旅関連リンク
日本では150~200万人もいると言われている鉄道ファン。
こちら韓国は日本のようなコアなファンは少ないものの、電車が子ども向けアニメのキャラクターになったり、ネット動画でも交通系チャンネルが根強い人気を誇るなど鉄道好きな人は健在。
国土交通部・韓国鉄道公社『第60回2022鉄道統計年報(Ⅰ)地域間鉄道』(2023年)によると2022年12月末現在で貨物線を除くKORAIL(韓国鉄道公社)営業距離は3,863kmで、日本のJR旅客会社総計の営業キロ数のおよそ5分の1ほどですが、2004年のソウル~釜山間の韓国高速鉄道・KTXの運転開始を皮切りに、現在では京釜高速鉄道・湖南高速鉄道・江陵線・中央線・中部内陸線でもKTXを運行、韓国全国に高速鉄道網が張り巡らされています。
特に今年2024年は年末までを目途に清凉里(ソウル市)~釜田(釜山市)間・中央線経由KTX-イウム号の運転開始、韓国東海沿岸を走る東海線の三陟~盈徳区間開通(釜山~江陵間直通ITX-マウム号運転開始予定)、GTX-A路線一部区間(GTX雲井~ソウル)開通など、次々と新たな鉄道網が誕生する予定ですので、韓国の鉄道旅がより便利になります。
また、外国人向けに発売されているKORAIL PASSを利用すれば、期間内KORAIL全線(通勤電車や観光列車など一部列車を除く)を乗り降り自由で利用できますので、乗り鉄・撮り鉄、廃線巡りなどをしたい方は是非ご利用ください。
More info
韓国鉄道旅関連リンク
韓国に来たからには日本ではなかなかできない体験もしてみましょう!特に男性の方に好評なのがチムジルバン。汗をかいて日頃の疲れをリフレッシュするのに最高です。チムジルバンは24時間営業しているところも多く、韓旅に慣れた方は最終便で夜遅く到着した時や、早朝便で出発しなければならい時、料金も安いのでひと汗かいて大ホールでごろんと横になり仮眠を兼ねて宿代わりに一休みする方も多いようです。
韓国グルメなら、フライドチキン&ビール・チメクや漢江ラーメンにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
街の至るところにフライドチキンのお店がありますので、テイクアウトして少し涼しくなった夕方ごろ、漢江の河川敷などでキンキンに冷えたビールを飲みながら食べるチキンは最高!
また最近、漢江河川敷にあるコンビニで売られている袋めんを自動調理器にかけて食べる漢江ラーメンも人気。チメクと漢江ラーメンで地元・ソウルの日常を体験をしてみるのもいい思い出になるかもしれません。
More info
🚿ソウル首都圏おすすめチムジルバン
🍜漢江ラーメンが食べられるおすすめコンビニ
韓国でショッピングというと明洞や弘大といった繁華街を連想しがちですが、韓旅に少し慣れてきたら地元の人々が行くちょっとディープな街にも出かけてみましょう。ビンテージ物の古着がお好きな方には東廟前(トンミョアプ)がおすすめ。
ファッションの街として知られる東大門市場の最寄駅・東大門駅からソウル地下鉄1号線に乗って東へ1駅、東廟前駅周辺は東廟ノミの市(동묘 벼룩시장)と呼ばれる古着や骨とう品などのお店が軒を連ねるエリアで、MZ世代に人気の古着のお店なども数多くあります。
東廟ノミの市(동묘 벼룩시장)から清渓川を挟んで南側の黄鶴洞(ファンハクトン)一帯には黄鶴洞ノミの市(황학동 벼룩시장)という骨とう品街もあり、こちらでも思いがけない掘り出し物が見つかるかもしれません。
また、今も昔も外国人観光客に人気なのがメガネ。
ソウルの一大繁華街・明洞や隣接する南大門市場には数多くのメガネ店があり、特殊加工が必要なメガネでなければ、検眼などを行った後、フレームやレンズを選び、お手ごろな価格で即日、ものによっては数時間でメガネをつくることが可能です。これからの夏の時期は紫外線も強くなりますので、韓国で一つサングラスを作ってみてはいかがでしょうか。
電子系のガジェットにご興味のある方はソウル市内にある電子商店街がおすすめ。
電子部品からジャンク品までありとあらゆる電子機器がある龍山電子商店街、規模はやや小さめなものの、近頃都市再生プロジェクトにより復活し韓流ドラマロケ地としてもいま注目を集めているレトロ感溢れる世運電子商店街(世運商店街)、家電・パソコンなどありとあらゆる電気製品を販売するおよそ1100店舗が一つのビルに集結したテクノマート江辺店など、いずれも地下鉄・電車の駅のすぐそばにありますので、観光の合間に電子商店街を散策してみてはいかがでしょうか。
More info
👔おすすめビンテージショップ
VINTORI東廟2号店(빈토리 동묘2호점)
👓南大門・明洞メガネ店
☞南大門眼鏡商店街(남대문 안경상가)
🎮電子系ガジェット
☞龍山電子商店街
韓国にやってきたら、昔ながらの韓国の風情が感じられる市場(シジャン)にも足を向けてみましょう。
ソウル市内には数多くの市場がありますが、韓国グルメを満喫したいなら、海外からの観光客にも人気の広蔵市場がおすすめ。
ソウル地下鉄1号線鐘路5街(チョンノオガ)駅から歩いてすぐのところにある広蔵市場は、1905年韓国初の常設市場として開設され、以降100年以上もの間、ソウルを代表する市場として君臨してきました。広蔵市場というと屋台で食べるピンデトクやチヂミ、やみつきになることからその名が付いたキンパプ「麻薬キンパプ」が思い浮かびますが、ちょっと落ち着いて市場のお店でゆっくり食事をしたい方におすすめは、広蔵市場名物・ユッケタンタンイ。アルマイトの器に 生マッコリをなみなみと注いで、活きたテナガダコをぶつ切りにしたナクチタンタンイに牛肉のユッケが盛られたユッケタンタンイを酒の肴につまめば、至福のひと時!
食事をしてもうちょっと飲みたい、という方には、広蔵市場から南西におよそ1km、乙支路(ウルチロ)3街駅4番出口すぐそばにある乙支路ノガリ横丁がおすすめ。
一日の勤務が終わったサラリーマンたちが三々五々集まり、ヒメタラの干物・ノガリを肴に冷たい生ビールをジョッキでぐい飲みする、そんな場所です。ソウルの人々の活気あふれる日常を経験できるのも、ここ乙支路ノガリ横丁ならではの魅力です。
美味しいグルメにお酒も進みちょっと二日酔い、そんな翌日の朝の食事は皆さんどうしているでしょうか。へジジャンククなど汁物を食べることが多いですが、中でもおすすめは白い牛骨スープ・ソルロンタン。韓国観光公社選定・韓国絶品グルメ30選にも選ばれ日本からの観光客にも絶大な人気を誇るソルロンタンですが、辛いものが多い韓国料理にあって、牛骨スープのやさしい味わいは二日酔いの朝食にもぴったり。
日本からの観光客の方が宿泊する明洞・鐘路エリアでは、朝から営業しているソルロンタンのお店も多いので、帰国前飛行機に乗る前の腹ごしらえにどうぞ!
More info
🐄広蔵市場おすすめのお店
☞昌信ユッケ3号店(창신육회 3호점)
🍺乙支路ノガリ横丁(을지로 노가리 골목)
🍳朝から営業! 鐘路・明洞・市庁界隈おすすめソルロンタンのお店
More info
MEN's TRIP in KOREA・男性も楽しめるおすすめ韓国の旅
※上記の内容は2024年7月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。