2024/08/21
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韓国観光
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心に響く旅行
済州特別自治道
韓半島の南に浮かぶ火山島・済州島(チェジュド)。
名峰・漢拏山(ハルラサン)が聳えるこの島は南国の雰囲気あふれる風土と気候から、韓国のリゾート地として有名なところです。南海(ナメ)の美しい海原が広がるロマンチックで素晴らしい風景の済州は、新婚旅行やカップルで訪れる旅行先として人気があります。
折しも先月2024年7月19日(金)、成田~済州間の直行便が再開し、東京など関東地方にお住いの方にも済州島への旅が今まで以上に近くなりました。
今回はそんな韓国の南国の島・済州島を、ご夫婦やカップル、仲良し二人組で楽しめるおすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。
さあ、青い空と海、そして大自然が広がる済州島へ旅立ちましょう!
日本から済州(済州国際空港)へは韓国の航空会社が直行便を運航しています。関西国際空港からはティーウェイ(T'way)航空が週7往復・毎日運航しており、また2024年7月19日からは成田国際空港からも大韓航空(KOREAN AIR)が直行便の運航を再開(週3往復/水・金・日曜日運航)、東京をはじめ関東地方からもソウルや釜山などを経由せず乗継なしでダイレクトに済州へ行くことができるようになりました。
🛫済州直行便スケジュール(2024年7月19日現在)
🚖【여기서 잠깐!ここでちょっと!】済州道内の移動に便利なGLOBAL TAXI
済州といえば何といっても大自然。アウトドアがお好きなおふたりにイチオシは漢拏山の登山。
島の中央に聳える漢拏山(ハルラサン)は韓半島南半分にある山々の中で最も高い標高の1947mを誇る休火山で、済州を象徴する名峰です。登山する際は万全の準備をしなければなりませんが、登山道や待避所などは整備されており、天候のよい時期には観光で済州を訪れる人々も大勢、山頂を目指し登っていきます。山頂から北西の方角を見下ろせば火口湖・白鹿潭の美しい姿が一望でき、360度雲海が広がる光景は圧巻です。


また、済州島は火山島ということもあり、大自然が作り出した絶景が多いことでも知られています。済州特別自治道南部・西帰浦市(ソグィポシ)のホテルなどが建ち並ぶ中文観光団地にほど近い柱状節理帯 (大浦洞チサッケ)は、溶岩が冷えて多角形の柱のように形成された地質構造で、海辺に整然と規則的に並ぶその姿は大自然が生み出したものとは思えないほどの絶景です。中文観光団地の目の前には西帰浦の美しい海が眺められる砂浜・中文・穡達海岸もありますので、ホテルからおふたりで散策がてら歩いて済州の海を満喫してみてはいかがでしょうか。
済州は四方を海に囲まれ比較的温暖な気候であることからみかんなどの柑橘類の栽培や、花々が楽しめる庭園も数多くあります。
中文観光団地から東へ車でおよそ40分、漢拏山の裾野にある休息と愛にあふれた庭園・休愛里(ヒュエリ)自然生活公園は海洋性の温暖な気候で育つ花々が一年を通じて楽しめる庭園で、「映える」写真が撮れると有名な済州のフォトスポット。
毎年10・11月ごろから4月まで続く休愛里菜の花祭り、2・3月ごろには休
愛里梅祭り、4月から6月までは休愛里アジサイ祭り、7・8月はハイドランジア(西洋アジサイ)が咲き乱れる休愛里ヨーロッパアジサイ祭り、9・10月は休愛里ピンクミューリー祭り、11月から1月にかけては休愛里ツバキ祭りが行われ、冬の間はみかん狩りもできます。また、園内には黒豚をはじめ動物たちと触れあうスペースや、レインボーケーキが人気のカフェなどもあり、デートにもってこいのスポットです。
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済州には数多くの観光地がありますが、加えて様々な体験・アクティビティが可能な楽しいスポットもいっぱいあります。
1997年からロングランを続け海外からの観光客の方々に人気のNANTAもここ済州でご観覧頂けます。
厨房を舞台にコミカルなパフォーマンスでリズムを刻む、言葉の壁を超えたノンバーバルパフォーマンス・NANTA。ソウルで感動したあのステージをここ済州でも味わってみてはいかがでしょうか。
アートにご興味のある方にはアルテミュージアム済州(ARTE MUSEUM JEJU)がおすすめ。
アルテミュージアム済州は2020年9月、済州島北西の済州市(チェジュシ)涯月邑(エウォルプ)にあった4600平方メートルのスピーカー製造工場をリモデリングして誕生したイマーシブ(没入型)メディアアートスペース。済州にあるだけあってミュージアムのコンセプトはISLANDで、光とサウンドが織りなす16のさまざまなメディアアートが訪れる人々を圧倒します。済州の美しい大自然をメディアートで再現したものもあり、芸術を通じて済州のすばらしさを実感できます。


済州は大自然の中で様々な体験ができますが、専用コースをゴーカートに乗って爽快に突っ走る、そんなアクティビティはいかがでしょうか。
済州国際空港から車でおよそ30分、済州市朝天邑(チョチョンウプ)にあるのが韓国最大級の規模を誇るゴーカートコースがある済州レポーツランド。
身長145㎝以上の方なら免許なしで運転可能で、スリル満点の2人乗りのゴーカートもあります。この他にもオフロードコースを疾走する山岳バギーカー(要免許)・ジップライン・オールシーズン可能なソリスロープ・サバイバルゲームフィールドなどもあり、済州の青い空の下、楽しいアクティビティをお楽しみいただけます。
また済州南部・西帰浦市にもゴーカートを楽しめるコース・中文カートが、ホテルなどが軒を連ねる中文観光団地から車で5分・3kmほどの距離にあります。
済州のすがすがしいそよ風を頬に感じ、二人で競いながらゴーカートで疾走してみてはいかがでしょうか。
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中央に漢拏山、四方を海に囲まれた済州島は海の幸・山の幸がたくさんあるグルメの宝庫。
済州を訪れたら必ずしや口にするグルメといえば、『韓国絶品グルメ30選』にも選ばれた済州特産の黒豚・フクテジ料理です。
済州国際空港から車で5分、5kmほどのところには黒豚料理のお店が軒を連ねる『黒豚通り(흑돼지거리)』があり、済州産の美味しい黒豚料理を味わうことができます。鉄板にキムチやナムル、済州特産のワラビ・コサリを一緒に焼いて食べるフクテジの味わいは大変美味で、おふたりで食べてもお腹がいっぱいになる満足感!
また済州産の豚肉を使った料理として有名で、海外からの観光客の方にはあまり知られていないのがこれ、済州名物の麺料理・コギグクス。コシのある麺にあっさりすっきりとした豚骨スープ、豚肉や千切りの人参、刻みネギ、唐辛子ベースのヤンニョムがトッピングされ、やさしい味わいの逸品です。


そして済州の海の幸がいっぱい入った一品といえば、これ、チョンボクトゥッペギ。
一人前の小さな土鍋にチョンボク・アワビや済州で水揚げされた海産物がいっぱいの鍋で、出汁もきいて済州の海の幸の美味しさが凝縮されたおすすめのグルメです。
済州のもう一つの名物といえば、オメギトク(오메기떡)。オメギとは済州の方言でモチアワ(餅粟)のことで、小豆餡で包んだ粟餅のこと。済州は火山性の土壌のため水稲栽培には向かず、水はけのよい土地でもよく育つ粟が古の時代から栽培されており、その粟を使って作ったのがオメギトクです。おはぎのような甘さはあまりありませんが、小豆本来の味わいと粟餅の食感が絶妙で韓国では人気のお餅です。
済州道内のお土産屋さんでは必ずと言ってよいほど販売されており、最近ではテレビショッピングでオメギトクを済州直送で販売するほど人気です。個別包装され、冷凍になっているものや、中には常温保存のものもありますので、直行便でご帰国の際には日本へのお土産にもいいかもしれません。
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おすすめのレストラン
済州までやってきたら、是非地元の雰囲気が一番感じられる昔ながらの市場(シジャン)にも立ち寄ってみましょう。
済州国際空港から車で5分、済州を代表する在来市場といえば済州東門在来市場。
済州の旧市街地にあり、水産物はもとより、さまざまな商品を取り扱う済州の中核をなす市場として成長してきました。空港やホテルに近いこともあり、観光客も多く訪れ、夜になると夜市・夜市場(ヤシジャン)がオープン、屋台では済州の海の幸のグルメや、地元の名産みかんをまるごと串刺しにしたタンフルなどストリートフードも楽しめ、海外からの観光客にも人気のスポットとなっています。


また中文観光団地など様々なホテルやリゾートが集中する済州南部・西帰浦市には西帰浦毎日オルレ市場があります。1960年代に自然発生的に市場が形成され、その後リモデリングを経て現在では全長620mのアーケード型の市場に変身、多くの観光客が訪れる市場として知られています。市場の名物は粟餅・オメギトク、鶏の丸揚げ・トンタク、キンパプ・トッポッキ・天ぷらなどを一つのお皿に盛ったモダクチギ(済州の方言でさまざまなものを一つのお皿に盛ること)、サンマの塩焼きを豪快にキンパプにしたサンマキンパプ・コンチキンパプがあります。午後5時になると西帰浦毎日オルレ市場には夜市の屋台が営業をはじめ、様々な屋台で美味しいグルメが味わえます。
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済州道内の様々な在来市場
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成田から直行便再開!ふたりで楽しむ韓国済州・満喫の旅
* 上記の内容は2024年8月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。