2025/04/30
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ハンガン公園
チメク
夏
ハンガン
水上スキー
韓国の首都・ソウルを東西に流れる漢江(ハンガン)は、大都会の中で自然を満喫できるソウル市民の憩いの場。ソウル市内の漢江の河川敷には11の公園・漢江公園があり、ピクニックを楽しむ人々や噴水ショーを観にやってくる人々でいつもあふれています。観光でソウルにいらっしゃる機会があれば、丸一日、ソウルに住む人々のようにちょい住み感覚でゆっくり漢江を探訪してみてはいかがでしょうか。今回はこれからのシーズンおすすめの漢江のさまざまなスポットをご紹介したいと思います。
# 漢江公園でピクニック
ピクニックの名所として人気の漢江 (写真:Getty Images Bank)
漢江公園にテントを張って楽しむ人々(写真:Getty Images Bank)
さまざまなピクニックグルメ(写真:韓国観光公社)
漢江の河川敷各所にある漢江公園はソウルを代表するピクニックの名所で、2025-2026韓国観光100選にも選ばれたところ。テントやレジャーシート、テーブル、スピーカーなどピクニック用品をレンタルしてくれる場所もあるので準備はご無用!また、公園内にはコンビニがいたるところにあり、ピクニック用品も販売しているので、手ぶらで出かけて現地調達でピクニック気分をお楽しみ頂けます。
漢江河川敷でのレジャーシートのご利用は自由ですが、日よけテントに関しては2m×2m以内の小型のものであれば、場所と時間を限定した上で設営可能です。小型日よけテントの設営可能な場所は漢江公園内の14か所で、4月・5月及び9・10月が午前9時から午後7時まで、6月から8月までが午前9時から午後8時までとなっています。
■主な漢江公園
#水上ピクニック
tubester(右写真撮影:韓国観光公社韓国語ホームページ大学生記者団トラベルリーダー13期イ・ソンウン氏)
盤浦漢江公園内にあるセビッソムでは小型モーター付きの6人乗り円形ボート・tubester(チューブスター)に乗船して、漢江の水面をピクニックすることも可能!ボートには5馬力以下の小型モーターが搭載されているので、満19歳以上の方であれば指定水域内を自由にハンドル操作して操船できます。円形のボート中央にはテーブルもあり、普段のピクニックのようにドリンクや食べ物を持っていけば漢江の上でピクニック気分を味わえます。ただしアルコール類の持ち込みはできませんのでご注意を。
🚤tubester(チューブスター)
漢江を眺めながら味わう船上バーベキュー
蘭芝漢江公園や楊花漢江公園、望遠漢江公園には漢江の水面に浮かぶ浮桟橋でバーベキューを楽しめるお店もあります。
バーベキューセットにはメインの牛肉・豚肉のほか、さまざまなおかず、串焼き用の食材、ミネラルウォーターなどが付いており、炭火で焼く本格派のバーベキューをお楽しみいただけます。
日中は漢江から眺める素晴らしいソウルの街の風景を、夜の帳が下りた後はきらびやかな灯りがともるソウルの夜景を、バーベキューを味わいながらお楽しみ頂ける一石二鳥のベストスポットです。
■漢江の水面に浮かぶ浮桟橋でバーベキューを楽しめるおすすめのお店
# 漢江おすすめグルメ
漢江公園でビール&フライドチキン・チメクで乾杯!
漢江河川敷で楽しむグルメといえばこれに決まり!サクサクの衣が絶品のフライドチキンに、キンキンに冷えたビールのマリアージュ、「チメク」がおすすめ。
各漢江公園のそばには繁華街がありフライドチキンのお店も数多くあることから、公園に向かう途中でフライドチキンとビールをテイクアウトして河川敷へGO!チメクを楽しんだ後、漢江を散策したい方は、食べ終わった後のごみのことも考えて、骨なしのフライドチキン「スンサルチキン」(甘辛ソースを絡めた「ヤンニョムスンサルチキン」やソースなしの「スンサルチキン」などあり)をテイクアウトするのがおすすめです。
即席自動調理器で作る「漢江ラーメン」
漢江で食するB級グルメの代表格といえばこれ、自動調理器で調理する袋入りインスタントラーメン。
袋から取り出しゆでて食べる即席ラーメンは韓国では定番のインスタントフードですが、風景の素晴らしい漢江の景色を眺めながら食べるラーメンはいつにもなく格別な味わいに。
漢江河川敷にあるコンビニには袋麺専用の自動調理器があり、袋麺を持ってレジでここで調理したい旨伝えると調理用の大きな紙容器をもらえるので、調理器に貼ってある図解付きの調理方法を見ながらセットしボタンを押すと自動で調理してくれます。他の国ではお目にかかることのないユニークなコンセプトのこのインスタントラーメン、「漢江ラーメン」という愛称で人々の間で人気になっています。漢江に来てちょっと小腹がすいてきたら、「漢江ラーメン」に皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
#サイクリング
漢江で楽しむサイクリング
自転車のレンタル所はいたるところに
漢江河川敷には川の流れに沿うようにサイクリングロードがあり、どなたでも川風を頬に感じながらサイクリングを楽しむことができます。
河川敷の各公園には自転車レンタル所があり、パスポートなど身分証を預ければ自転車レンタルが可能です。通常の自転車に加え、タンデム自転車(2人乗り自転車)や子ども用自転車、幼児用自転車など様々なタイプの自転車があります。
ソウル特別市公共自転車サービス『タルンイ』 (左写真:クリップアートコリア)
これとは別に、ソウル特別市が運営する公共自転車サービス『タルンイ』もご利用いただけます。『タルンイ』専用アプリをインストールすると携帯電話で簡単にレンタルができます。外国人観光客向けの特別料金制もあり、『タルンイ』公式ホームページで利用券を購入すると、ソウル市内各所にあるタルンイの駐輪場でレンタルできます。
🚴ソウル自転車レンタルサービス『タルンイ』
漢江ウェイクボード(写真:Getty Images Bank)
漢江ウィンドサーフィン(写真:Getty Images Bank)
夏の漢江は涼しげなアクティビティーを楽しめるところとしても魅力的な場所。漢江でさまざまな水上レジャースポーツを楽しむなら、蚕室漢江公園がおすすめです。水上スキー、ウェイクボード、パドルボード、カヤック、ウィンドサーフィンなどのアクティビティー・初心者向けの講習はもちろん、バナナボードやピーナッツボードなどモーターボートで曳航して楽しむ水上アトラクションもお楽しみ頂けます。
またパドルボード、ウィンドサーフィン、カヤックなどが楽しめる対岸のトゥクソム漢江公園もおすすめです。この他にも盤浦漢江公園や汝矣島漢江公園ではヨットツアーもお楽しみ頂けます。
漢江屋外プール(写真:クリップアートコリア)
大都会ソウルにある漢江屋外プール(写真:ソウル観光財団)
また夏といえばプールの季節ですが、漢江の河川敷には数多くの屋外プールがあります。大都会ソウルにあるプールだけあって電車やバスなどで気軽に行くことができ、またソウル特別市が運営しているので料金も大変リーゾナブル!今夏オープン予定の漢江河川敷の施設は汝矣島(ヨイド)・トゥクソム・蚕院(チャムォン)にある屋外プール3か所、蘭芝(ナンジ)・楊花(ヤンファ)・蚕室(チャムシル)にある水遊び場3か所の計6か所で、それぞれ特徴のある施設となっており雰囲気もさまざま。収容人数3600人を誇る汝矣島プールは漢江公園を代表する屋外プールで、トゥクソムプールには流れるプールがあり人気を博しています。また蘭芝水遊び場は漢江が目の前に見えインフィニティープールにいるかのような雰囲気で人気です。
なお、漢江公園内の各プールは夏期のみオープンし、7月中旬ごろからは夜間営業も行いますので、お見逃しなく!
■漢江公園プール・水遊び場
#盤浦大橋ムーンライトレインボー噴水
盤浦大橋ムーンライトレインボー噴水
いまや漢江のナイトスポットとして人気の場所といえばここ、ソウルを代表する夜景の名所・盤浦大橋ムーンライトレインボー噴水。
噴水は、音楽とともに色とりどりにライトアップされ七色に光を放ち、人々を魅了します。噴水装置は盤浦大橋の欄干近くの側面・上流側及び下流側合わせて1140mに渡り設置されており、2008年には世界で最長の橋梁噴水(Longest bridge fountain-BANPO GRAND BRIDGE FOUNTAIN)としてギネスブックに登録されました。
#漢江クルーズ
遊覧船に乗りソウルの夜景を眺める(写真:イークルーズ)
漢江を航行する遊覧船から眺めるソウルの景色は格別で、ロマンチック。
黄昏色に染まる夕暮れ時の漢江を満喫できるサンセットクルーズ、美しい夜景が素晴らしいピョルピッ(星明り)クルーズ、夜景そして船上ライブも楽しめるタルピッ(月明り)ミュージッククルーズなど様々なクルーズをお楽しみ頂けます。
船内では飲み物や軽食が楽しめるカフェテリアもあり、クルーズをしながら憩いのひと時をお過ごし頂けます。各クルーズは汝矣島漢江公園または蚕室漢江公園にある船着場からご利用いただけます。
■漢江クルーズ
* 上記の内容は2025年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。