2022/02/03
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韓国の首都・ソウルといえば、数多くの観光スポットやおいしいグルメが楽しめる場所がある、言わずと知れた韓国を代表する一大観光地。朝鮮時代の古宮をはじめ史跡や歴史的建造物が街のあちらこちらに残り、歴史・伝統が共存するソウルは、SNS映えする、いわゆる「映える」スポットがたくさんあることでも有名な都市です。
今回はインスタグラムのフィールドにポスティングして「映える」こと間違いなしのソウルの素晴らしい観光スポットを一挙ご紹介したいと思います。また各スポットの紹介の終わりには、より「映える」撮影ができるマル秘とっておき情報もありますので、次回のソウル訪問の参考にしてみてください。
さあ、「映える」ソウルの観光スポットを巡る旅に、いざ出発!
ソウル市内の五大王宮のひとつ徳寿宮(トクスグン)は、朝鮮時代末期から大韓帝国時代にかけて在位した朝鮮王朝第26代国王・大韓帝国初代皇帝である高宗(コジョン=1852~1919年)が居を構えていた王宮です。
徳寿宮は伝統的な朝鮮時代の建造物と西洋式の建造物が共存する王宮で、ソウルの王宮の中でも異彩を放っています。特に秋の紅葉の風景は大変美しいことで有名です。
徳寿宮石造殿は大韓帝国時代(1897~1910年)を代表する西洋様式の建物で、当時、大韓帝国皇帝の王宮・皇宮(ファングン)であった徳寿宮内に1909年建てられた建物です。
18世紀末から19世紀にかけて西欧を中心に盛んであった新古典主義の建築様式で建てられた徳寿宮石造殿は、建物の前に芝生や噴水を配しロマンあふれる雰囲気となっており、「映える」一枚におすすめの場所です。
また、「徳寿宮トルダムキル」として一般に知られている徳寿宮横の石塀が続く道・貞洞(チョンドン)キルは、徳寿宮正門の大漢門(テハンムン)からソウル市立美術館前を経て国立貞洞劇場方面へとおよそ900mに渡り続く道で、毎年秋になると銀杏並木や徳寿宮界隈の木々が紅葉で色づき、素晴らしい景色となります。秋にソウルを訪れることがあれば、「映える」こと間違いなしの「徳寿宮トルダムキル」にぜひ足を運んでみましょう。
徳寿宮とっておきマル秘情報!
徳寿宮は朝鮮時代の伝統木造建築と開化期以降に建築された西洋様式の石造建築が同じ王宮内にある他の王宮にはない魅力のあるところ。紅葉真っ盛りの10月末から11月初めの徳寿宮の風景が大変美しくおすすめです。
特に徳寿宮の近くにあるソウル市庁西小門庁舎内にある貞洞展望台※やセシル劇場屋上展望台【「韓国地図」で位置を確認】からは徳寿宮全体を上から眺めることができ、隠れた名所となっています。
※貞洞展望台の観覧は2024年4月1日からこれまでの週末に加え、平日午後も予約なしで自由に観覧できるようになりました。 観覧可能日時:平日 13:30~17:30/土・日曜日 9:00~17:30(入場は17時まで/1月1日・ソルナル(旧暦1月1日)及び秋夕(旧暦8月15日)の連休を除く)
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ソウル特別市松坡区(ソンパグ)蚕室(チャムシル)の松理団(ソンニダン)キルにあるSeoulism(ソウリズム/ソウルリズム)は、蚕室の街に忽然と聳える超高層ビル・ロッテワールドタワーが一望でき、「映える」一枚が撮れるイチオシのルーフトップカフェ。
ここを訪れる人々は屋上の手すりに設置された「SEOUL」と書かれたオブジェと背後に聳えるロッテワールドタワーが一緒に写るアングルで記念の一枚を撮るのが定番。
ソウルの「映える」一枚が撮れるルーフトップが有名ですが、およそ330平方メートルの広さを誇るビンテージ感あふれる室内のカフェもおすすめ。大きなガラス張りの窓からはソウル南東部の街の景色も眺められ景色が抜群のカフェです。
Seoulismとっておきマル秘情報!
Seoulismを訪れるなら陽の沈む少し前がおすすめ。美しい夕焼けや夜景が楽しめ、「映える」写真がたくさん撮れます。フォトゾーンがあるルーフトップの野外スペースはやや手狭なところですが、広角モードで撮影すれば街全体の風景が入り素晴らしいショットの写真に!
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Peaches.桃園(トウォン)は、ストリートカー・カルチャーをテーマにしたライフスタイルファッションブランド『Peaches.』、いま話題のドーナッツブランド『Knotted』やハンバーガーブランド『DOWNTOWNER』などが提携しソウル特別市城東区(ソンドング)聖水洞(ソンスドン)にオープンした複合カルチャースペースで、車の展示からファッション、グルメまで様々なカルチャーが楽しめる場所として、いま注目のホットプレイス!
Peaches.桃園には車関連用品やファッションアイテムの販売のほか屋外のいたるところに車をテーマにしたさまざまな展示があり、写真撮影も可能。中には型破りのデザインのオブジェもあり、訪れる人々の視線を集めています。
Peaches桃園とっておきマル秘情報!
メインの展示がある1階以外にも2階屋上にはスケートボードを楽しめるスペースなどもあり、格好の「映える」スポット。Peaches桃園をくまなく歩けば、お気に入りのフォトスポットが見つかりますよ!
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ソウル植物園は世界12都市の植物や植物文化を紹介するとともに、都会の中にある自然生態をより身近に感じてもらえるようソウル特別市が新たに造成したスペースです。ソウル植物園は植物園と公園を融合した、いわば「ボタニックパーク」形式の植物園で、その面積はサッカーのピッチ70面分の広さに匹敵します。
ソウル植物園を代表する施設といえば温室。広大なソウル植物園の敷地と比べればほんのわずかなスペースにすぎませんが、SNS映えするフォトスポットが多く、ソウル植物園の中でも人気の施設となっています。開園当初無料開放されていた温室ですが現在では有料入場となったものの相変わらず訪れる人々の足は途切れず、園内で一、二を争う人気の施設です。
このほかソウル植物園の敷地内には、広々とした湖水公園や芝生広場、韓国の伝統建築・韓屋の建物などもあり、植物園でのんびり過ごしながらお気に入りのスポットで写真撮影をしてみてはいかがでしょうか。
温室を訪れる際には少し薄めの服装で入るのがおすすめ。温室内は一年を通じて一定の温度以上を保つようになっているため、特に外気が冷たい冬などは暑く感じることも多く、厚手のジャンパーなどは脱いで入ったほうが得策。薄手の服を何枚か羽織って、温室内の温度に合わせて脱いで調整するのがよさそうです。
ソウル植物園温室とっておきマル秘情報!
温室がある植物文化センター1階入口から地下1階へと通路を下っていくと、円形の大きな温室のフロアにたどり着きます。温室にはあちらこちらに「映える」フォトゾーンがありますので、ぐるっとゆっくり見学してみましょう。
また温室中央にあるエレベーターで上がったところにある温室出口の1階へと続くスカイウォークもおすすめ。上から温室全体が一望でき、またちがったアングルで「映える」写真を撮ることができます。植物の間から差し込む陽射しをうまくレンズに取り込み、撮影するといつもと違った構図の写真となり「映える 」写真が撮れます。
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複合文化スペース・DDP(東大門デザインプラザ)は韓国を代表する人気ランドマークのひとつ。世界的な建築家・故ザハ・ハディッド氏(1950~2016年)が設計した独特の曲線が美しい外観は、未来を感じさせる雰囲気の建物となっています。
DDPはその独特な建築デザインから建物自体を見にやってくる観光客も多く、DDPをバックに記念写真を撮れば「映える」一枚の完成です。昼間は光の陰影と建物の曲線美が相まって神秘な姿となり、そして夜は幻想的なライトアップに照らされ近未来を彷彿とさせる夜景が広がる、DDPは昼夜を問わず魅力的な姿を見せるそんな建物です。
DDPとっておきマル秘情報!
昼間は曲線美が美しいDDPの建物に差し込む陽射しを、夜はライトアップされ神秘的な姿を見せる建物の曲線部分を生かし撮影すると「映える」一枚に。
特におすすめのフォトスポットはオウリム広場へと向かう通路で、網の目のようなデザインでコンクリートでできた高架式の連絡通路の橋脚や銀色に光る神秘的なDDPの建物をバックに撮影すれば「映える」こと間違いなし。
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ピョルマダン図書館はcoex MALLの中央にあるオープンスペースの巨大な書架がある図書館。本の貸し出しは行っていませんが、訪れた人が自由に本を読んで楽しめる複合文化スペースとなっています。 人文・経済・趣味・実用などさまざまな分野の書籍が天井に届くほど高い書架いっぱいに配架されています。中央にある展示スペースでは四季折々の展示が行われており、いつ来てみても楽しいスペースとなっています。
ピョルマダン図書館があるcoexは、ソウル南部の一大繁華街・江南エリアの真ん中にありアクセスが便利で、レストランやシアター、アクアリウム、国際展示場・会議場、ホテルなど各種施設やビジネス施設が整った商業・ビジネスエリアで、大部分が屋内施設となっていることから季節や天候に左右されず利用できるのも利点です。特に師走に入るとクリスマスの雰囲気にあふれ、デートコースとしてもおすすめの場所です。
ピョルマダン図書館とっておきマル秘情報!
「映える」写真を撮りたい方はエスカレーターに乗って上のフロアに行ってみましょう。広々としたピョルマダン図書館があるcoex MALL中央のスペース全体が眺められ、格好のフォトスポット。 もしどなたかと一緒に訪れる機会があれば、書籍が配架されている巨大な本棚をバックにエスカレーターに乗って降りてくる姿をファインダーに収めればベストショット間違いなし。天井はガラス張りで自然の光がピョルマダン図書館に差し込み、陽射しとその影がが織りなす光景もまた「映える」一枚になります。
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※上記の内容は2021年12月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。
※本コラムは大韓民国代表旅行チャンネル・TRAVELHOLICチェ・ボユン(HARU)氏の文章および写真をもとに翻訳・構成したものです。