
クブントッククは、もち米粉を水でこねて薄く焼き、食べやすい大きさに切った餅が入っているトッククで、蔚山の郷土料理。「クブン」は「焼いた」という意味の韓国語「クウン」の慶尚道方言から来ている。うるち米のカレトクで作る普通のトッククとは違い、もち米粉を使った生地を焼いて入れたのがクブントッククの特徴。もち米粉に熱湯を注ぎながらこねて焼いた餅を適度な大きさに切り、カキや牛肉などと一緒に汁に入れて煮る。海の幸が豊富な慶尚南道海岸地域の位置的な特性から、クブントッククには新鮮なカキが入る。クブントッククは焼き餅特有の香ばしさがあり、カキが入っているためスープがさっぱりしている。