
アミの塩辛入りクロソイープの主材料は干しクロソイ。内臓を取り除いたクロソイを開いて塩をふり、春の日差しと風で乾燥させれば干しクロソイになる。古くから祭祀膳には様々な干し魚が並べられた。魚の身を食べて残った骨と頭でダシをとり、アミの塩辛で味を調えてチゲにしたのがアミの塩辛入りクロソイスープの由来。米のとぎ汁に干しクロソイと大根を入れて煮込み、魚醤で味を調える。干しクロソイのダシがとれてスープが白っぽくなったら、セリと長ねぎ、ニンニクを加える。ダシの効いたスープが香ばしく、コクと旨みが凝縮されている。