済州島の人々がよく食べる郷土料理。済州島ではアワビの肝のことをケウッといい、アワビの肝の塩辛をケウッチョッと呼んでいる。昔から高級塩辛とされてきた。アワビの肝を塩漬けして15日ほど熟成させた後、青唐辛子、赤唐辛子、すりごまで和えて食べる。アワビの深い香りと味が楽しめる珍味。トコブシやサザエを細かく刻んで入れることもあり、そうすると量が増えて食感も良くなる。ほどよい塩加減と香ばしさがご飯とよく合う。サムギョプサルを塩辛の汁につけて食べたり、豚肉炒めと一緒に葉野菜に包んで食べたりもする。ミネラルが豊富なアワビの肝は滋養食。元気回復に役立ち、お年寄りの栄養食としてもおすすめ。