2025/06/09
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韓国の首都・ソウルは大小さまざまな山々に囲まれ960万人以上の人々が暮らす大都市。ビルが建ち並ぶすぐそばには山があり、山の頂に登れば大都会ソウルの素晴らしい街並みを一望できます。
ソウルにある山々の平均標高は410mほどで、山登り初心者の方も比較的気軽に楽しめる山が多くなっています。
また、韓国の山は春夏秋冬、一年を通じて、魅力ある自然の風景が眺められ、特に夏は日本に比べると湿度が低く、清水流れる渓谷には涼を求め多くの人々が避暑にやってきます。
今回は電車・バスで気軽に行けるソウル市内にある、都会の風景と素晴らしい自然がマッチした登山・ハイキングの名所をご紹介したいと思います。
登山・ハイキングはあまり行ったことのない初心者から登山・ハイキングに慣れた健脚者の方まで自分に合ったコースを探して、ソウルの山へレッツゴー!
レベル1は初心者の方も安心して登れる山で、2時間程度で気軽に楽しめるトレッキングコース。上り下りも緩やかで、本格的な登山の装備がなくても大丈夫な山で、山登りの経験が浅い方やご家族連れの方々におすすめです。
城郭沿いに続く漢陽都城キル(写真:Gettys Image Bank)

夜景が美しい駱山公園(韓国観光公社PHOTO KOREA-オ・ハンソル氏)

南山タワーが見える南山公園キル(韓国観光公社PHOTO KOREA-イ・ボムス氏)
漢陽都城(ハニャントソン)は漢陽(現在のソウル)に遷都した朝鮮王朝の開祖・李成桂(イ・ソンゲ)が都の境を定めるとともに王宮を含む漢陽を防衛する目的で、1396(太祖5)年、漢陽を取り囲むように築城した城郭です。現在ではこの城郭に沿う形でソウルの街を巡ることができる六つのトレッキングコース・漢陽都城キルが設けられています。
中でも駱山(ナクサン)区間は歩きやすく、夜景も格別に美しいことから、夜の帳が下りても多くの人々が訪れるコースとなっています。
漢陽都城キルでは、現在『漢陽都城スタンプツアー』を開催中で、漢陽都城全6コース(総延長18.6km)を完走した方には記念のバッチと認定書が贈呈されますので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか(詳しくは下記をご覧ください)。
🏔漢陽都城キル🏔
☑漢陽都城キル・全6コース
☑ 漢陽都城スタンプツアー
仁王山のすぐ下界にはソウル中心部の街並みが(写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-アン・ヨングァン氏)

仁王山山頂(写真:クリップアートコリア)

稜線上に続く城郭キル(写真:クリップアートコリア)
仁王山(イヌァンサン)は漢江の北・江北(カンブク)エリアの中心地・鐘路区(チョンノグ)に聳える山。ソウルの市街地のすぐそばにあり山頂からの眺めは最高で、ソウルの中心で街全体を俯瞰でき、爽快な気分になれる場所!
仁王山に登るならソウル地下鉄3号線の景福宮駅がおすすめ。ソウル中心部だけあって道も整備されており、所要時間も比較的短く、山登り初心者の人にもおすすめの山です。
お子様連れのご家族や山登りはちょっとという方には、仁王山の麓に整備されたなだらかな散策路が続くハイキングコース「仁王山チャラクキル」(2.5km/約1時間・社稷壇(社稷公園)入口~培花女子大学西側~水聲洞渓谷(水声洞渓谷)~清雲公園(尹東柱詩人の丘))はいかがでしょうか。
🏔仁王山(標高338m)🏔-
急な階段や岩肌が続くコースが所々にあり、所要時間はおよそ3時間から4時間ほど。特段、登山のテクニックは問われませんが、体力に自信のある方や登山慣れした方におすすめのコースです。
ソウル大公園から眺める清渓山(写真:Gettys Image Bank)

清渓山登山道入口にある『マルグンスプ(澄みわたる森)公園』の散策路(写真:Gettys Image Bank)

清水が流れる清渓山の夏の風景(写真:Gettys Image Bank)
ソウルの南にある清渓山(チョンギェサン)は、頂上にたどり着くまで数多くの階段があることで有名な山で、訪れる人々は口々に「チョンゲサン(천개산)」、千もの階段がある山、と冗談交じりに言うこともあるほど。
実際に登りはじめると、果てしなく続く階段に少々辟易してしまうこともしばしば。「息も絶え絶えになってしまう峠」という名の峠・カルッタクコゲにある上りの階段は勾配が特に急で、その名の通り、上がって行くだけでも一苦労の難所です。
しかしここを越えれば頂上まであと少し。ほかの季節より降水量の多い夏の季節には、渓谷を流れる涼しげな清水の音が聴こえ、心まで涼しく癒されます。
🏔清渓山(標高618m)🏔-
冠岳山の日の出 (写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-パク・ジョンア氏)

冠岳山山頂近くにある恋主台(写真:クリップアートコリア)

金浦空港へ着陸する時にも下界に見える冠岳山気象観測所(写真:クリップアートコリア)
冠岳山(クァナクサン)は決して大きな山ではありませんが、切り立った崖が多い岩山であることから、登山の準備には万全を期す必要があります。
まず山登り用の登山靴は必須で、紐がほどけないようしっかり締めましょう。登りはじめは比較的平坦なところを歩きますが、途中からアップダウンの連続となり、山の岩肌が露出した場所を頻繁に目にするようになります。トレッキング用のグローブやストックを準備しておけば、冠岳山登山時にはかなり重宝します。日ごろからスポーツなど身体を動かしている方には若干負荷のかかる冠岳山の登山はむしろ楽しい登山となることでしょう。
🏔冠岳山(標高632m)🏔-
急傾斜や岩壁が続き登山には相当な体力の消耗があることから、さまざまな山を登山したことがある熟練者向けの山です。所々、登山の装備やテクニックを擁する箇所もありますが、縦走を終えた後の達成感は格別なものがあります。

道峰山の岩峰 (写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-ソン・ギドク氏)

道峰山山頂(写真:Gettys Image Bank)

岩峰が聳える山中に建つ望月寺(写真:クリップアートコリア)
ソウル特別市の北東部、そして京畿道(キョンギド)議政府市(ウィジョンブシ)と南楊州市(ナミャンジュシ)にかけて聳える山といえば道峰山(トボンサン)。
切り立った岩峰(いわみね・がんぽう)が印象的な山です。標高は北漢山(プカンサン)よりも低いですが、岩峰が数多くある岩山だけあって登るのには一苦労で、今回ご紹介する山の中では最高レベルの星三つです。
とはいえ一旦、山頂まで登れば、雄大な奇岩奇石が視界を覆い尽くす、その景色の素晴らしさに登山の疲れも吹き飛んでしまいます。
🏔道峰山(標高740m)🏔

北漢山龍出峰(写真:クリップアートコリア)

北漢山から眺める日の出(写真:韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」7期アン・ヨングァン氏)

北漢山最高峰の白雲台(写真:韓国観光公社旅行インフルエンサー取材団「タニム」7期アン・ヨングァン氏)
ソウルで最も高い山といえば北漢山(プサンサン)。世界的にも稀な都会の真ん中に聳える山で、山麓はソウル特別市をはじめ京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)・楊州市(ヤンジュシ)・議政府市(ウィジョンブシ)にまたがる国立公園・北漢山国立公園にも指定されています。
白雲台(ペグンデ)、仁寿峰(インスデ)、万景峰(マンギョンボン)など素晴らしい景色の峰々を中心に様々な難易度の登山コースがあり、初心者から登山に慣れた人々まで多くの人々がここ北漢山を訪れます。
自然が保護されている国立公園に指定されているエリアだけあって北漢山の自然景観はどこへ行っても素晴らしく、森の中を流れる涼し気な渓谷はソウルの自然を満喫するにはもってこいのスポットで、清水に戯れながら静かなひとときを過ごすのもおすすめです。
🏔北漢山(標高836m)🏔
POINT 1. 韓国の登山文化を体験

登山の途中で即席麺(右写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-キム・ジホ氏)

山を下りたらパジョンとマッコリ!(右写真:韓国観光公社PHOTO KOREA-キム・ジホ氏)
山頂に登り即席麺やキンパプを食べる、韓国では登山をするとそんな光景をよく見かけます。山を登りはじめる前にコンビニに立ち寄りインスタントラーメンを買い、保温ボトルに熱湯を入れたら準備完了!下山後は麓にある人気の食堂で冷えたマッコリにカリッと焼き上げたパジョンに舌鼓、一日の疲れも吹き飛んでしまうほどの美味しさです。
なお、ラーメンスープを含め食べ残しやゴミは必ず持ち帰ることをお忘れなく。
POINT 2. 登山センターを利用
ソウルには登山情報を提供し、登山靴や登山服、トレッキングポール、手袋など登山の装備をレンタルしてくれるソウル都心登山センターがあります。
ソウル都心登山センターには休憩ラウンジ、更衣室、シャワー室、ロッカーなど各種施設があり、登山観光へ向かう人々に様々なサービスを行っています。
🏢ソウル都心登山観光センター(SEOUL HIKING TOURISM CENTER)
☞北漢山センター:
・所在地:ソウル特別市カンブク区サミャンロ173ギル52クァンリムビル5階(서울특별시 강북구 삼양로173길 52 광림빌딩 5층)
・最寄駅:ソウル軽電鉄牛耳新設線プカンサンウイ(北漢山牛耳)駅下車、2番出口から徒歩5分(290m)
☞北岳山センター:
・所在地:ソウル特別市チョンノ区サムチョンロ88・1階(서울특별시 종로구 삼청로 88 1층)
※景福宮西側・三清洞通り沿いにあり。
☞冠岳山センター:
・所在地:ソウル特別市クァナク区シンリムロ23冠岳山駅地下1階(서울특별시 관악구 신림로 23 관악산역 지하1층)
※ソウル軽電鉄新林線クァナクサン(冠岳山)駅構内地下1階(国立ソウル大学校正門そば)にあり。
安全に登山するための心得
※上記の内容は2025年6月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。